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ホミン小説

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Breeding Poison 28

マリさんとヨンスさんと共に僕はケータリングコーナーへ到着した。

「あ、来た来た」
最初に僕たちを見つけたのは父さんだ。
「じゃ、僕が入れてきてあげる」
僕たちが席に着くと、父さん達は立ち上がりトレイにちゃんぽんやその他のおかず、味噌汁ご飯等を入れて運んできてくれた。

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「はい、これはユンミン君の分、マリさんの分も取ってきてあげる」
「いいわよ、自分でする。大体そんなに山盛り入れられても食べられないわ」
「その時は僕が食べます」
横からヨンスさんが言った

「え?何?ひょっとして二人ラブラブ?」
父さんに言われたヨンスさんは真っ赤になったがマリさんは
「職場恋愛なんてありえないわっ」
と一蹴した

そうか・・・やっぱりヨンスさん・・・

わかるような気がするよ。だってマリさん、優しくてとってもキュートで面白くて、凄く人を引き付ける魅力があるもんな

僕がそんなことを考えていると・・・

「お待たせ、ユンミン君」
親父が僕の分をトレーに乗せて運んできた。お皿に綺麗に盛られたおかずの数々も、多すぎず少なすぎず、ちゃんぽんも程よい量が入っている

「うわぁ、ユノ君盛り付け上手ね。フードコーディネーターの私が言うから間違いないわ」

その時だった。

僕の通信機が着信を知らせた。
発信者を見るとチソンだ・・・
「ちょっと失礼します」
僕は親父達に断り、席を立った

「ユンミン、2040年のキム・ジングと副大統領パク・チェウォンの癒着の証拠は掴んだ。2014年の経済担当大臣パク・シユンとキム・ジングの癒着も尻尾を掴んだ。逮捕の準備が整いしだいそちらの世界へ飛ぶ。どうだ?何か異変はあったか?」
「それが全く無いんだ」
「そうか、アンドロイドの方はどうだ?」
「それも、全くわからない。不気味なくらい平穏を保っている」
「だが、大阪のどこかに必ずジングとアンドロイドは潜んでいるはずだ。何かあればすぐに俺に連絡してくれ」
「わかった」
「それから・・・銃だけは絶対に身につけていろよ」




「遅いな・・・ユンミン君。チャンポンのびちゃう。そうだ!あたしがこれを頂いて、ユンミン君は自分で入れてきてもらえばいいよね」
そう言うなり、マリはユンミンの食事を食べ始めた

「あっ・・・」
二人が驚いて見ている中マリは美味しそうにチャンポンを頬張った。
「何?いいじゃない。ほら、麺が伸び始めてるし」
「そうですよね。いつまでも戻ってこないユンミンさんがいけないんです」
マリを庇うようにヨンスも食べ始めた。

15分ほどで僕は席に戻った。

チソンには変化は無いと言ったが、実は昨日から少し気になることがあった。
それを確かめる為、僕は一旦ケータリングコーナーへ戻り親父達に断りを入れて退席しようと思っていた。

「ユンミン君、麺が伸びちゃうから私が頂いてまぁす」
チャンポンを頬張りながら僕に向かってマリさんが言った。
「じゃあ、もう一回入れてきてあげるよ」
そう言うと、父さんは立ち上がった

「いえ、申し訳ないのですが少し気になることがあって、失礼しようかと・・・」
すると、突然親父は強い口調で僕に言った
「食べてからにしろよっ!」

一瞬ヨンスさんとマリさんの食事の手が止まった

「あ・・・ごめん」
「いえ・・・私こそ申し訳ありません。急用なのでお気持ちだけいただきます。僕個人の事なのでヨンスさんはゆっくりしてください」

親父たちの好意を受けない事で、また親父の不信感が芽生えると思った僕は、嘘をつき退席した。

「こんなに美味しいのにね。残念っ!」
その場の空気をフォローするように、僕の背中にマリさんの声が響いていた


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