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ホミン小説

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Breeding Poison 13

横浜アリーナ3daysは無事終了した。
親父は歌の途中でいきなり「メ~~~っ」と叫んだり、靴を脱いだりと、とにかく子供のようにはしゃぎ回っていた。

父さんも若干困惑気味だったが、それでも怪我を抱えてのツアースタートだったから内心はかなり不安だったろう。
その不安が払拭されたかの様に、ステージで楽しそうにしている親父達と、それを見守るファンの信頼関係に胸が熱くなった。

そして3日後の名古屋公演に向けて、会場下見の為ヨンスさんは先に名古屋へと向かった。
僕は2人の警備の為、東京の宿舎から行動を共にした。

車で羽田に向かい、飛行機に乗り込む。
最後に乗り込んだが、やはり父さんたちは目立つようだ。
女性客のざわめく声が機内に響く。
僕の座席は父さんの隣。親父の席はちょうど父さんの真後ろだった

父さんは着席した途端サングラスを外し僕を見つめた

横浜アリーナ初日に、親父が夢の話をMCに取り入れてから、気のせいか父さんの僕に対する態度が冷たい。

いつもはヨンスさんがいるから、父さんが時折僕に向ける嫉妬のような視線もやり過ごせるのだが、今は僕一人。
なんとなく気まずい空気が漂うが、親父は全く気づいていない。

「君、ご両親は何してる人?」
唐突に父さんが質問してきた

「会社の経営です」
「ふうん。何の会社?」

本当の事を答える訳に行かないので、僕は咄嗟に「工場です!」と答えた
「へえ・・・ご両親はさぞ綺麗な顔をしてるんだろうね」
ニコリともせず、矢継ぎ早に質問を浴びせる父さん

「僕達に似てる?」
似てるんじゃなく貴方そのものなんですけど…

「あ・・・いえ・・・あ・・そうですね・・」
しどろもどろの僕を見て、親父が声をかけてきた

「何?チャンミナ。ユンミナに絡んでるの?」
「別に。ユノが興味ある子だから気になっただけ」

そういうと父さんはプイっと横を向いてしまった

「それから、ユノ…僕とユンミン君を同じ呼び方しないでっ!」




名古屋 ガイシホール

「今回のアンコールは客席から出てきてもらおうと思っています。もしかしたらエキサイトしたファンが2人の元へ駆け寄るかも知れません。入場の時からぴったりと2人をガードしてください」

舞台監督から指示を受けたヨンスは、座席表を見ながら、二人の入場口を確認した。
この中を移動か・・・この演出だとファンはかなり興奮するだろうな
東方神起の2人もそうだが、けが人が出なければ良いのだが・・・

そんな事を思いあぐねていると

「お疲れっ!」
ヨンスの頬に冷たいペットボトルが当てられた

「あ、マリさん」
そこにはフードコーディネーターのマリの姿があった

「お一人ですか?」
「うん、先に入ってケータリングや、もろもろの準備。あと、ユノ君の・・・・あ、なんでもない」
何かを隠すようにいたずらっぽく笑うマリの笑顔に、ヨンスは顔が火照るのを感じた

あれ・・・・?何で・・・
ドキドキする・・・・

胸の鼓動はマリに聞こえそうな勢いでドックンドックンと鳴っていた




名古屋空港

定刻通り僕達は名古屋入りした
空港から直接公演先のガイシホールへと向かう事になっていた
車中では親父の隣に座ったが、僕へ視線を向けさせまいとする父さんの行動が可笑しくて、笑いを堪えるのが大変だった。

ガイシホールへ到着すると、親父達はすぐにステージ下へ
、僕はヨンスさんと合流した。

「お疲れ様です」
僕を見つけたヨンスさんは急いで駆け寄ってきた


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