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THE POLE★STAR

ホミン小説

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Breeding Poison 12

真っ赤に埋め尽くされた会場を前にした僕だが、いつまでも感動に浸っているわけにはいかない。

アリーナ席にはエイベックスの社員も多く配備されているため、僕はスタンド最上部へと移動した。ここなら全体が見渡せるからだ。

「ヨンスさん、今スタンドのAブロック最上部へ来ました。特に変わった事はなさそうです。そちらはどうですか?」

ヨンスさんは、丁度僕と反対側のHブロックにいた

「大丈夫です。コンサート中は奴らも手を出す事が出来ないはず。通常の会場警備に専念出来ますね」

その時、僕の通信装置が小さなアラーム音を発した。
僕は急いで会場から外へ出た。
発信主を見ると・・・チソンだ。

「はい、こちらユンミン」
「チソンだ。ユンミン、今話せるか?」
「うん、何?」
「遂に奴らが動き出した」
「えっ?」

僕の身体に緊張が走る。

「Darkness Clawの工作員、キム・ジングがスマン会長と接触したんだ」
「で、どんな内容だ?」
「それは分からない。ただヤツが動いたからには、必ず何かが起きるはずだ。くれぐれも気をつけてくれ」
「分かった。アンドロイドの方はどうなった?行方はまだ分からないのか?」
「わからない。ただ・・・・」
「ただ?」
「ジングとは別行動の可能性が高い。ヤツはまだ韓国にいるが、アンドロイドだけは既に日本に到着しているかも知れない。引き続き身辺警護を頼む」
「分かった。」
「それとな、ユンミン」

チソンは一瞬黙ったが、直ぐに驚くべき言葉を発した

「我々の行動が奴等に漏れている。」
「なんだって?」
「君とヨンスさん、それから6人のタイムポリスの潜入も知られてしまった可能性が出てきた」
「本当なのか?」
「君達が2040年から来たタイムポリスと分かれば、奴等は容赦なく攻撃を仕掛けてくるだろう。どうか細心の注意を払って任務に当たってくれ」
「分かった。チソンはこっちに来ないの?」
「パク・シユンとDarkness Clawの癒着の証拠を掴む為、まもなくそっちへ向かうよ」
「そうか・・・お前も気をつけろよ・・・・」

通信装置を切ると、僕はこちらへ向かう前に室長に渡された銃の場所を上着の上から確認した。

もしかしたら、コイツを使う事になるのか?

改めて、事件の重大さを確認し身震いを覚える僕だった



一方舞台下では、Wedding dressを歌い終わり、急いで階段を下りてきた2人にニャゴ達が駆け寄った

「どう?足は大丈夫?」
「今のところは、何とか大丈夫です」
「チャンミン君、汗でファンデ流れてるからもう一回塗るよっ!」
「塗りなおしている間に、パンツだけ先に履き替えてっ」

あわただしく事が運び、2人は再びステージへ戻って行った

「ホント、戦場ねっ」

ミルの言葉にナツキが答えた

「2人の体力ハンパないよね。でも10年間ずっとこうやって、ステージという戦場で戦ってきたんだね。」

「だから、10周年を迎えた今年の衣装のコンセプトは、ペンという好敵手に戦いを挑むチャンプにしたのよ」

「ミヤコさん、凄いな」

「さ、私たちも次の準備をしましょ」

そういうとミヤコは汗でぐっしょりと濡れた衣装を持って立ち去った

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