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ホミン小説

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Breeding Poison 9

ヨンミン代表が入室してから、約30分後
会長室の電話が鳴った

「はい。」
「会長、キム・ジング様がお見えです。お約束をされていらっしゃるとの事ですが」
「通してくれたまえ」

程なく、会長室のドアがノックされた
「どうぞ」
「失礼いたします」
現れたのはかなり大柄な男。
鋭い目つきが、やり手と思わせる。
会長はジングを応接のソファーへと案内し、向かいにヨンミン代表と共に座った。

「結論から言おう。我々はユノとチャンミンを3人と組ませる気は無い」
「そうでしょうね。しかし、これを聞いても、まだそう思われますか?」
ジングはカバンの中からICレコーダーを取り出した。
そこから流れてきたものは・・・・・

「2人とも遅かったな」
「ほんと!ユノ、プロポーズに失敗しちゃったかと思った」
それはヨンミン代表とBoAの声

そして2月14日
、このSMEの会議室でのユノとチャンミンの人前結婚式の様子だった。

「なぜこれを!」
驚愕の表情で尋ねる会長に、ジングは不敵な笑みで答えた

「入手経路は、今問題にすべき事ではないでしょう。我々が望む事は一つ。5人復活の公演をさせていただきたい」
「何度も言うようだが、我々にはその意思は無いっ!」

「ええ、それは十分承知しています。もし、同意をいただけない場合、この音源を公表すると言ったら、どうしますか?」
「・・・・・・・・」
「あなた方は、2人の関係を認めた。だからこうやって会社を挙げての結婚式に踏み切ったわけだ。だが、世間ではどうなんでしょうね?以前からカップル売りをして、仮想の世界でそれは成功していた。だが、2人は本当に恋愛関係にあった。これは衝撃的な事実です。マスコミの格好の餌食となる事は間違いない」
「もし、そうなったとしても、我々は彼らを見捨てる気はない。会社を挙げて、二人を守っていく意思はある」
「ただね?会社としてもかなり大きなダメージを受けるでしょう。それだけじゃない。お宅のユノ君は今年か来年兵役につきますよね。スキャンダラスな事実を公表したまま入隊する事によって、軍の中で何が起きるか予想できますか?」
「・・・・・・・・・・・・」
「まず、この国では同性愛者に対する理解が極めて低い。入隊前に同性愛者と暴露されたユノ君の身に何が起こるんでしょうね」

ジングはぞっとするような笑みを浮べながら続けた。
「一つ目。倫理を重んじない男への制裁。二つ目。血気盛んな青年達の抑圧された性の対象とみなされる」

会長は驚愕の表情を浮かべた

「そこまでは考えておられなかったようですね。いくら合気道の有段者のユノ君でも、鍛え抜かれた青年兵士複数から襲われたらひとたまりもありませんよ。逆に5人で復活し、日本からの円を大量に獲得し、わが国の困窮している経済を救う事が出来れば、入隊後もヒーローだ。どちらが得策か、説明しなくても分かりますよね?」

断る術を持たない会長を前に、ジングは続けた

「入隊前に数回、5人復帰のコンサートを打つだけです。その後はJYJ側も順次入隊するだろうし、こちらも2人が順次、もしくは同時に入隊でしょう。やりたくても年内の数回しかチャンスは無い。たった数回だけ、我慢してやってくれればいいんですよ」

「今、即決は出来かねる・・・・」
スマン会長は苦渋の表情で答えた

「知っての通り、2人は明日からツアーが始まる。入隊前の、ファンとの最後のコンサートだ。そんな時に気持ちを煩わせる様な話は持って行きたくない・・・・」
「そんな悠長に考えている時間は無いんです。我々は10月に日本の主要都市での公演を、11月に韓国での公演を考えている。既にJYJ側は快諾しているので、後はこちらだけなんですがね・・・・」
ジングのずる賢い瞳が、会長の決断を促そうとしている。

「少しここで待っていてくれないか?」
「かまいませんよ。どうぞヨンミン代表とご相談下さい」
会長とヨンミン代表は、隣の会議室へと消えた。





横浜アリーナ

リハーサルの幕が上った
フード付きのマントに身を包んだ2人が現れる
身震いするようなオーラ
K-POPの頂点に上り詰めた東方神起の2人のオープニング曲はChampion
生で感じる歌とダンスは、たった今始まったばかりというのに
、十分すぎる満足感を与えてくれる

凄い・・・・凄すぎる・・・・・
これが東方神起なんだ・・・

僕達は圧倒されたまま次々と繰り広げられるパフォーマンスに魅了されていた。
スターとして、まばゆいばかりに輝く東方神起、飽きさせる事の無いMC、そして楽しい楽曲の時の2人の愛嬌。
自分の親が、まさかこんなに完成されたステージを繰り広げていたとは・・・・・

「どう?凄いよね、2人」
ステージに夢中になっている僕達に声をかけたのはマリさんだった。
「あれ?マリさんは舞台下には行かないんですか?」
「うん、2人のお水を持ってきたの。3時間超えのステージでしょ?水分補給は必須。特にチャンミン君は毎回頭から水を被るから、こうやって途中でお水の補給に来なきゃいけないの。でもこれ置いたら、戻るけどね」
食事の手配だけかと思っていたが、こんな細かいところまで配慮してるんだ・・・
父さん達が、ツアースタッフを大切にする訳が分かったような気がした。




「うん、ユノ君だいぶセーブしてくれてる」
舞台下でモニターを見ていたニャゴが呟いた

「そうね。リハとは言え、いつも全力のユノ君だから心配してたけど、これじゃ私の出番はなくなりそうね」
ナースのナツキはモニターを覗き込みながら言った。

「ナツキの仕事は2人の健康管理もあるからね。体調不良、見落とさないでよ」
「ふふっ。勿論。」

そこへミヤコが白のロングジャケットを持って現われた

「お疲れ様ミヤコ。次の衣装?」
「うん、TREE OF LIFEのね。これが終わればアンコールね。バタバタしてると時間が経つのも早いわ」
そう言うと、ミヤコは足早に去って行った

「ねぇニャゴ、本当にDarkness Clawは接触してくるのかな?2人の周りをこんなに人が張り付いていたら、手が出せないんじゃない?」
「手を出させないように、これだけの体制でガードしてるのよ。でも心配なのはツアーの空き日ね。プライベートで遊びに出かけるから」
「それだって、SPやボディガードやマネさんが一緒でしょ?」
「まあね。去年の大阪公演の空き日のように別行動だったとしても、それぞれに3人は付くからね。一人になる事はトイレくらいでしょ」
「あはは、ニャゴったら・・・・」
「あ、終わった。アンコール前にユノ君の足見とくわ」
そういうとニャゴは舞台入り口へと走っていった




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