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ムソク外伝 月の章 最終話 雪の景

互いを見つめ合いながら、覚悟を決めるムソクとウォルヤ




兄上・・・

例えこの世で結ばれずとも

必ず来世で

また逢えますよね・・・





ウォルヤ・・・・

私達の魂は、もう決して離れることは無い

これから先

何度生まれ変わろうと

必ずや、そなたを見つけて見せようぞ・・・




兄上・・・

ウォルヤは、幸せでございました

もう、何も思い残すことはございません





私もだ・・・

この命が消える瞬間まで

そなたと共にいられることが

どれほどの喜びか・・・



そして、ムソクはウォルヤの身体を引き寄せた




ウォルヤが瞳を閉じる

柔らかで、厚みのある唇が

ウォルヤの唇に触れた・・・



この世で最後の口づけ・・・・


「あに・・・うぇ・・・・・」


何も思い残すことは無かった

ただ・・・

もうこの感触を思い出すことが出来なくなる事が悲しかった



幾度と無く、強く重ねられた唇は、時折ウォルヤの唇を吸い

そして、また強く押し付けられる



最後の時を惜しむよう

何度も、何度も合わせられた唇・・・








やがて、ムソクは

その唇をウォルヤから離した・・・





「覚悟は・・・良いな・・・?」



「はい・・・」

































バンッ!



手にした剣に力を入れようとした瞬間

小屋の扉が勢い良く開き、一人の男が現れた!

「ムソクッ!」



























ムソクが朝鮮を発って、数日後

朝鮮王イ・リンの下へ明国から戻った文官が謁見に来た


「陛下、この度の武術大会ですが、優勝者は皇帝付きの護衛官として仕官しなければならない事をご存知でしたか?」

「何?大陸一の武術家を決める大会ではないのか?」

「皇帝の目的は、大陸一の武術家を自分の傍に置くことの様でございます」

「しかし、ムソクは我が国の、ましてや余の直属の武官ではないか。優勝しても、皇帝に仕官するなど、ムソクが承知するわけあるまい」

「ですが、断われば皇帝の命に背いた事になりまする」

「なんと・・・」




リンの顔が徐々に青ざめていく・・・



最高の物を全て手中に納めねば気の済まぬ皇帝だ

優勝するであろうムソクが仕官を断われば、きっと怒り狂うであろう

ムソクが危ない・・・




リンは側近に耳打ちし、ある男にムソクの後を追わせる事を命じた・・・










「サン・・ホン・・・殿?」



思いもかけない人物が現れ、驚きを隠せないムソクだった



「良かった。やっと見つける事が出来た」

「なぜ・・・此処に・・・?」

「話は後だ。すぐに此処を離れるぞ。」




そして、ウォルヤに視線を移すサンホン


「弟でございます・・・」

そう答えるムソクに、サンホンはリンの言っていた事を思い出した


死んだと聞いていたが、生きておられたか

ならば、この二つの命

私が必ず朝鮮へとお連れいたそう・・・




「さ、早く!」

サンホンとウォルヤに抱えられ、ムソクは立ち上がった



そして、小屋を後にし

懐かしい朝鮮へと向かうのだった・・・


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