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ホミン小説

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Hide & Seek 29

会議室から出て来たユノが、自分のデスクへと戻ると、メモが置いてあった

「調べ物があるので、地下の資料室にいます」

資料室?

何を調べようとしてるんだ?麻薬犯罪に関する事なら、俺に聞けば済むことなのに…

ユノはチャンミンのいる地下資料室へ行ってみることにした。


エレベーターに乗り込むと、ユノはさっき渡されたイチゴのストラップをポケットから取り出した

テウン、必ずお前を撃ったヤツを見つけるから…
そして、お袋さんの事も俺がちゃんと面倒みるからな…

指先で揺れるストラップを見ながら、ユノはそう思っていた



資料室には、過去の事件の膨大な資料が収められている

ズラリと並んだ書架は、天井に届くほどの高さで、綴じられた冊子がぎっしりと並べられていた。

「チャンミン…」

ユノはチャンミンを呼んでみた

しかし返事がない

徐々に奥へ奥へと進んで行くと、脚立の上で書架に資料を戻すチャンミンの姿を見つけた

「チャンミン、こんな所にいたのか」

ユノが脚立の上のチャンミンに後ろから声をかけると

「ん?ユノさ…うわぁっ!」

チャンミンが振り向き様にバランスを崩した


危ないっ!!!

脚立に置かれた片足が滑り、長身のチャンミンがユノめがけて倒れてきた

ユノはその体を両腕で受け止めると、そのまま後ろに倒れ込んだ



そして、ドスンと言う音と共に、二つの体が重なり合った

「いってぇ…」

ユノの声に、チャンミンは柔らかな胸に埋めた顔を上げた

「ユノさんっ!大丈夫ですかっ!?」

ユノは瞑った目を開けて「ああ」と答えたが、その唇からは血が流れている

「ユノさんっ、血がっ!」

「大丈夫だ…少し切れただけだ」

「でも…」

「大丈夫だってば。それよりチャンミン…」

「はい…」

「重い…」

「えっ?」

「重いよ…」

「おもい?」

「お前、細いのに結構重たいんだな」





「あわっ!ご、ごめんなさいっ!」

チャンミンは慌てて重なった体を起こそうとした

がっ!


グキッ!

えっ?

チャンミンの腰に激痛が走り、再びユノの上に覆いかぶさった


「おいっ!どうしたっ!」

「こ、腰が…」

チャンミンは、痛みに顔を歪ませている

「すいません…動けません…」

そう言うとチャンミンは、諦めた様に再びユノの胸に顔を預けた



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