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ホミン小説

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明洞の夜 前編

まさか、逢えるなんて思わなかった・・・


僕に逢いたいって言ってくれて

でも、こんなに早く逢ってくれるなんて

思ってもみなかった・・・





その日マネヒョンから渡された1通のメモ


「チャンミナ、久し振りに会おう」


ただそれだけなのに、見慣れた文字は僕の心を切なくさせた
本当は飛び上がるくらい嬉しいはずなのに、なぜこんなに心が苦しいんだろう・・・



僕はマネヒョンの車に乗り込み、ユノが予約した店に向った
中に入ると、すぐにオーナーが予約している個室へと案内してくれた

オーナーがドアをノックすると、中から懐かしい低い声が聞こえる


「はい・・・」


ドクン・・・

心臓が大きく音を立てた




ドアを開くと、そこには静かに笑みをたたえる男の姿が・・・



「久し振りだな・・・チャンミナ」
大きく見開かれたアーモンドアイが僕の姿をその瞳に捉える

「入って・・・」

僕は魔法にかかった少年のように言われるまま部屋へ入ってドアを閉めた


「ふふ・・・何突っ立ってるんだよ。座って」
「あ・・・はい・・・」



ユノから放たれるオーラは、入隊前よりも一層強烈で魅力的だった

髪を短く刈っているせいだろうか・・・
男らしいユノの姿が、なお一層逞しく見えて、そして僕は、そんなユノをまともに見ることが出来ずに、うつむいたまま席に着いた



 





「俺がいない間、良く頑張ってくれた。ありがとな・・・」
「ううん」
「一人で東方神起を背負っていく大変さ、俺には想像もつかない。だがチャンミナは立派に東方神起を守ってくれた。本当に有難う・・・」

そんな・・・僕はただ・・・

「東方神起のリーダーとして、感謝している。お前がメンバーに残ってくれて本当に良かった・・・」
そう言うと、ユノは僕の手を握り締めた



貴方と離れてまだ4ヶ月も経っていないのに、なぜか余所余所しく感じるユノ

逢った瞬間、僕を抱きしめてキスしてくれると思ってたのに・・・



逢えない時間は、ユノの心を僕から引き離したの?


ふと陸軍のフェスでユノが出会ったあの人の事が頭をよぎった



僕は、何を考えてるんだ・・・

何があっても、ユノは僕を裏切る人じゃない・・・

否定すれば否定するほど、彼とユノが遭遇したシーンが脳裏に甦る

見るんじゃなかった・・

今更ながら後悔している僕を見つめ、ユノはポツリと呟いた




「さ・・・ここまでだ」



ユノの言葉に、僕はドキッとした

ここまでってどう言う事?

食事もしないで帰るの?

握り締められた手をだたじっと見つめていた僕の瞳から、ポトリと涙が落ちた






「東方神起のリーダーとしての俺はここまでだよ。チャンミナ」

その言葉に、僕は顔を上げユノを見た




あっ・・・



さっきまでの、カリスマ「U-Know」のオーラが消えてる

そこにいたのは、兵役中の一青年
そして、僕の知っている、僕の恋人「ユノ」の姿だった




「逢いたかったよ・・・ずっとずっと・・・お前だけに会いたかった・・・」




ぐいっと僕の体を引き寄せ、その腕の中に抱かれると、僕の知っているユノの匂いがする

暖かで柔らかな胸の奥から聞こえる命の鼓動



僕のユノが・・・

ここにいる・・・





「一人にして、ごめん・・・」

「ううん・・・そんなことな・・・」




PicsArt_1447430129708.jpg
 



柔らかな唇が僕の言葉を閉ざし、ふっくらとした唇が愛おしそうに僕の唇を食む

僕はゆっくり目を閉じた





僕も・・・

ずっとずっと、貴方に逢いたかった・・・




貴方の体温・・・

貴方の匂い・・・

一人になっても寂しくないように

今夜は

しっかりと、僕の体に刻み付けてください・・・・










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