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ホミン小説

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Hide & Seek 26

翌朝、ユノはいつもと変わらずに、出勤してきた


「ユノさん、おはようございます」

「おはよう。あのさ・・・」

「はい?」

「昨日は・・・ありがとな」

自分の弱みを見られたせいか、ユノは罰の悪そうな顔をしてチャンミンに言った

黒豹と呼ばれ、ずっと一匹狼で突っ張ってきたはずのユノが、謙虚な態度で感謝の言葉を口にしている。
そんなユノの行動に、周りの捜査官達は驚きの色を隠せなかった

そんな空気を察したチャンミンは、すかさず話をすり替えた

「あはは!男の一人暮らしでも、あれは無いですよ。足の踏み場も無かったから、少し片付けさせてもらいました」

するとユノは驚いた顔をした

自分が礼を言いたかったのはそんな事じゃ無いと言いたげに、チャンミンを見つめている

チャンミンが「周りがみてますから…」と目配せすると、ユノもやっと理解したように話を合わせてきた

「起きたら部屋の中が綺麗になってたから本当に驚いたんだ。まるで俺の部屋じゃないみたいだったよ」

「部屋だけじゃありません。冷蔵庫だって空っぽで酒しか入ってない。いったいどんな食生活してるんですか?」

「いや・・・あれはその・・・」

「俺たちデカは体力勝負です。ちゃんと飯食わないと」

「あ・・・うん・・・」

「今度僕が飯作りに行きますから。不健康なバディだと、こっちの身も心配です」

すると、僕達の会話を聞いていたチソンさんが冗談めいた口調で言った

「おいおいチャンミン。まるで押しかけ女房みたいだぞ」

「バディってそんなもんじゃないんですか?四六時中一緒にいることもあるし」

「ま、互いの生死を預けるからな…」

そこまで言うと、チソンはしまったと言う顔をした

「だからこそ、不健康は困るんです。嫁でも何でも良いから、僕に相応しいバディになって貰わないとね」

チャンミンの機転で、一瞬凍りつきそうな場が和んだ

その時、ユノのスマホが着信を知らせた

相手がミニョクだと確認すると、ユノは廊下へと出ていった




「ユノ?もう大丈夫なの?」

「ああ」

「良かった。僕本当に心配したんだよ」

「要件はそれだけか?」

「冷たいんだ…新しいバディが出来たから?」

「他に用がなければ切るぞ」

「待って!近々劉ファミリーとチャファミリーの間でかなり大きな取引があるんだ」

「本当か?」

「本当だよ」

「で、日時と場所は?」

すると、ミニョクは暫くの間、何も答えなかった

「ミニョク?」

「それは、会ってから話すよ…今夜時間ある…?」

ミニョクが報酬として何を望んでいるのかは知っている

そして、今まで俺は納得してミニョクを抱いてきた

納得?

いや、テウンが撃たれた夜、俺は酔いに任せミニョクを抱いてしまった
酔って記憶が無かったとは言え、男として最低な事をしてしまったんだ


ミニョクは俺に抱かれて嬉しかったと言ったが、きっと俺自身がミニョクを抱く事で、心の傷を癒したかったんだろう

でも、そんな事は理由にならない

その、責任を取るかの様に俺はミニョクから求められるがまま、体の関係を続けた

だが俺自身も、ミニョクを抱き快楽に溺れることで、現実から逃げ出していたのは事実だった

あの事が頭を過ぎるまでは…


「ユノ…?大丈夫?」

「ん?あ…ああわかった。今夜8時、いつものホテルで」

「ね、ユノ」

「なんだ?」

「たまには貴方の部屋に行きたい…もうずっと部屋に入ってないんだもの。きっとまた散らかり放題なんでしょ?」

電話の向こうでクスリと笑う声がする

「いや、昨日チャンミンが…」

そこまで言った途端、急にミニョクの態度が変わった




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