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Breeding Poison 20

5月31日 韓国 SME事務所

例の返事をするために、俺は一旦韓国へ戻る事にした。

金浦空港に到着すると、俺は迎えに来ていたSMのマネージャーと共に車に乗り込み事務所へと向かった

表向きには、今回の帰国は次のドラマのスチール写真撮影ということになっている。

「ユノさん、ツアーは大成功のようですね」
運転していたSMのマネージャーが声をかけた

「うん。アリーナもドームも盛況で、僕たちもやりがいがあるよ。」
「足はもう大丈夫なんですか?」
「怪我自体は治っていると思うけど、ダンスの時は少し怖くなる。あと少し、最後までちゃんとやりきらなきゃいけないからね」
「本当に今回ばかりは心配しました。怪我の状況からしても、本来ならツアーが出来る状態じゃなかったですからね」
「そうだよね。でも日本のスポーツトレーナーも一生懸命マッサージをしてくれて、何とか初日までこぎつける事が出来たからね」
「今回のスタッフ、かなり優秀と聞いてますが」
「そうだね。スタイリストさんのセンスも抜群だったし、ヘアメイクさんは、髪の分け目を変えることによって、新しい俺の魅力を引き出してくれた。フードコーディネーターさんはケータリングを始めとして、ステージで飲むドリンクまで気を使ってもらって・・・それに・・・」
「それに?」
「ダイエットの相談にも乗ってもらって。おかげで美味しいものを食べながら、ダイエットにも成功したしね」

「新潟で体調悪かった時も、回復早かったですよね」
「あれはヤバかった。前日夜から少し熱っぽかったんだけど、ナースに言わなくて。次の日、会場入りした時、俺の顔見た瞬間、異変に気が付いてくれてね。熱を測ったら、38度あって・・・」
「ユノさんは気が付かなかったんですか?」
「なんとなく身体がだるくてボーっとするなって思ってたんだけどね。直ぐに医師に連絡取ってくれて、診察して点滴と薬を準備してくれて無事にステージを勤める事が出来たよ」
「チャンミンさんは気が付かなかったんですか?」
「ああ、ベッドで俺の身体が熱いって言ってたけど…あっ、いや、なんでもない」

ルームミラーを見ると、マネージャーがクスリと笑った顔が見えた。

そんな他愛も無い話をしているうちに車はSMの事務所へ到着した。

車から降り、カシオペア達を掻き分けるように俺は事務所へと入った



いつものように、会長室前で身繕いを整え、ノックをする。
「どうぞ」
中から先生の声が聞こえ、俺は室内へと入った。

「ユノ君、お疲れ様」
先生は僕の手を握り締めて労いの言葉を掛けてくれた。

「ありがとうございます」
先生の言葉に感謝の意を込めながら答え、俺はソファーに座った

「早速だが、結論は出たかね?」
「はい・・・・」
会長室に張り詰めた空気が漂う

「2人で話し合った結果、やはり復活公演はお断りしようと。理由は・・・」
俺の言葉をさえぎるように、先生が穏やかな顔で言った

「理由は言わなくても分かる。君たちも悩んだ事だろう。すまんな・・・」
決して責める表情でもなく、いつもの優しい先生の顔だった

「わかっていると思うが、これから君達はマスコミや一般人、2人の関係を認めないペン達の容赦ないバッシングにさらされる可能性もある。会社としても、君達を最大限擁護していくつもりだ。ただ、五年前のあの苦しみが再び襲ってくる可能性は大だ。それに関しては覚悟は出来ているのかね」
先生は心配そうに俺に聞いた

「はい。俺とチャンミナは何があっても乗り越えていく覚悟は出来ています」
「そうか」
先生は一言答えると、電話を取って誰かの番号にかけはじめた。

「ヨボセヨ。SMEのイ・スマンだが・・・・」


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