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ホミン小説

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First Anniversary

札幌ドームのライブが終わり

僕たちはいつもの様に東方神起ファミリーのみんなと共に打ち上げの会場にいた



「しかし、一時はどうなる事かと本気で心配になったよ…」


SAMさんを乗せた飛行機は、新千歳空港まで来ていながら、雪の為着陸出来ず東京へ引き返していた



「俺はなんとか間に合ったけど、札幌まで間に合わなかったファンも沢山いたらしいな…」





僕たちは、ステージからみたドームの様子を思い出した



普段のライブでは考えられない
途中入場のペン達…


最後の最後まで、僕たち二人に会うために
駆けつけてくれたみんな…


確かに福岡に比べれば、ペンの数は少なかった


でも、それを埋めるかの様に、もの凄い声援と、等間隔に座り大きく振られたペンライト…


僕たちの目には、いつもと変わらないペンに埋め尽くされた満席のドームの光景に映っていた







「ちょ…見て!これって…」

グラスを片手に、スマホを見ていたカズさんが突然僕たちの前に、その画面を差し出した



そこには、今日のライブに向かうペンを励ます声や、他の交通機関の情報の書き込み

到着してからの、まわりの席の人たちの心遣い…


沢山の感動がTwitterに溢れていた…



それぞれが、スマホを取りだし

Twitterにあげられた記事を食い入る様に読み続ける









pichan…




俯いたユノの瞳から流れ落ちた雫が

グラスの中で小さな音をたてた






声を圧し殺していても

その背中は、溢れるペン達の愛で

感動に震えているのがわかる




僕は、そっとユノの肩を抱いた…




「俺…

東方神起で良かった…

この名前…

守ってこれて…

本当に良かった…」



流れ落ちる涙を拭おうともせずに、ただ込み上げる感動に心震わすユノ…




「よしっ!今日の思いを胸に、最後まで精一杯頑張ろう!」


SAMさんの言葉にグラスを合わせる東方ファミリー

その瞳には、次のライブへの熱い情熱が込められていた…







打ち上げが終わり、僕たちはホテルの部屋へ戻った



よほど嬉しかったんだろう…


ユノはいつもよりアルコールが進んでいた

そして、部屋に戻った途端、そのままベッドに倒れ込んでしまった




「ユノ…今お水持ってくるからね」


そう言って、ユノの側を離れようとした時

突然、僕の手首が捕まれた

僕はバランスを崩し、仰向けになっているユノの体に覆い被さった




「いらない…」



「え?」










「今は…お前が欲しい…」









各ドームツアーの初日は、次の日のライブに備えて、僕たちは禁欲を約束していた…



男の体は不思議なもので

激しい運動をすればするほど、性欲が高まる


そしてライブ後は、適度な緊張からの解放と、冷めやらぬ興奮から、無性に相手が欲しくなる…

ここで求め合ってしまうと
翌日のライブに支障が出てしまうんだ



でも、札幌は一日限りのライブだ









「ね、チャンミナ

今日は、何の日か覚えてる?」



甘く響く声が、僕の耳に問いかけた…







今日は…




バレンタインデー…






「あっ…

ごめんなさい…

僕、チョコレート…」




そう言いかけた僕の唇を、ユノの指が押さえる




「ちがうよ…今日はね…」




優しく見つめるアーモンドアイ

あなたの中に僕の姿を捉えた時…






あっ…

そうだ…

今日は、僕たちの大切な日…






「一周年…おめでとう…

そして、ありがとう…」



優しく微笑むユノ…


そして、ユノは僕の体を抱き締め

キスをした…




一年前の雪のバレンタインデーの日

僕たちは、人前結婚式を挙げた…

非公開ではあるけれど

僕とユノは互いのパートナーとしての道を歩み始めたんだ…



ユノの綺麗な指が、僕のシャツのボタンを外し、胸の小さな蕾を唇で弄ぶ






はうっ…



ダ…メ…

先にシャワーを…








生のお前を感じたい…

酒の匂いも…

汗の匂いも…

今のお前の全てを感じたい…





ユ…ノ…

僕も…





目眩がする程の甘い快感が

僕の頭から爪先まで駆け巡る…




愛してる…

ユノ…

これからも

ずっとずっと

この日を祝って行こうね…




口には出さなくても

互いの思いは

体温を感じるように

伝わってくる




外は雪…




一年前も

天使の羽が舞い降りる様に

空から降り注いでいた…



そして、今年も

二人の記念日を祝福するように

天からの贈り物は

いつまでも

いつまでも

降り続けていた…



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2015年2月14日に書いた作品です

私の小説『チャンミン受胎計画』で2014年2月14日に人前結婚式を挙げた二人

そして、雪で参戦できなかったペン達への想いを込めて書きました



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