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ホミン小説

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Breeding Poison 最終話 後編

3時間程寝たんだろうか・・・

窓の外の小鳥がさえずる声で、僕は目が覚めた


午前5時

二人は、ぐっすりと寝ている



PiPiPiPi・・・・・・・・

テーブルに置いた僕の発信機が鳴った

チソンだ

僕は二人を起こさないように、そっとベッドから降りた



「おはよう、ユンミン。準備は出来た?」
「うん、今から部屋へ戻るよ」

「ううん・・・」
親父が寝返りを打つ

起こしたか?

良かった・・・起きてない・・・

テーブルに目をやると、昨日取った写真が3枚
そのうち1枚には、昨日父さんが書いた書き込みがあった

僕はその写真を手に取ると、急いであるメッセージを書き込んだ

消えてしまうと分かっていても、そうせずにはいられなかったんだ・・・


そして僕は二人に向かい、ステージで見せてくれたように、深々と頭を下げた

感動をありがとう・・・愛をありがとう・・・
また、必ず会えるから・・・







僕はカン室長に連絡を入れた

「チョン・ユンミン、ミッション終了しました。今からそちらへ戻ります。」



「関係者の・・・・・・・」









胸の中に、ぐっと思いがこみ上げる。
僕は一瞬口篭ってしまった。
しかし、言わなくてはならない・・・















「関係者の記憶の消去を・・・・・願います」







2040年 時空警察本庁 カン室長室

任務から戻った僕たちは、今回の事件の全貌を報告した

「お疲れ様。危険を伴う中、無事で戻ってきてくれて良かったよ」
室長は、僕たちそれぞれの手を握り、労をねぎらってくれた。
「申し訳ありません。キム・ジングは取り逃がしてしまいました」
チソンの言葉に
「うむ。ヤツにとっては今回の失態は大きな痛手となったろう。現政府と2014年の政府を敵に回したようなものだからな。何か巻き返しを図ってくるかもしれない。その時は、頼むよ」




「くそっ!この借りは必ず返してやるからなっ!」

アイツが最後に言った言葉が頭から離れない

もう一度、俺たちの前に現れるのか・・・
しかしそれは、神のみぞ知る真実だった



報告が終わり、僕達は室長室を後にした

別れ際、僕はずっと気になっていた事をチソンに聞いた

「なあ、チソン・・・僕たちがあそこにいる事、何でわかったんだ?」
「異物除去装置が反応したんだよ。それでGPSで場所を確定したわけだ」
「でも、何でいきなり装置が反応したんだろう」



それはな・・・




チソンは鞄から、父さんがサインをしかけた書類を取り出し、指さした

「チョン・・・」まで書かれた文字が微かに光っている

「インク・・・?」

「ああ。ペン自体は2014年にある素材を使っていたようだが、肝心のインクはどうやらあの時代には無い成分を含んでいたらしい」

僕はジングが
「おっと、ペンは向こうの部屋か・・・・・」と行ったのを思い出した。
父さんは向こうの部屋の、2014年のペンでサインをした。
だから除去装置は反応しなかった。
そして親父が書類の上にサインをした瞬間、インクに反応したわけか・・・

本当に危機一髪だったんだな
僕は改めて、今回の任務がいかに危険だったのか、身を持って感じていた











チョン・ユノ邸


「ただいま~」

「お帰りっ!ユンミナっ!」
弾むような声で父さんが玄関に出てきた

「お疲れ様。長期だったから大変だったでしょ?」
僕の荷物を受け取りながら父さんが言った

「うん、疲れた・・・先にシャワーを浴びるわ」
そう言うと、リビングを通り抜けて浴室へ向かおうとした時、
親父が書斎から出てきた

「おかえり、ユンミナ」
「只今!」
 
「あのさ・・・ユンミナ・・・」
「なに?」
「お前、ひょっとして今度の出張、2014年に行った?」



僕はドキッとした
何で・・・?
記憶は消去したはずだ・・・


「あの時のSP、お前にそっくりなんだよな・・・この写真SPと撮ったものなんだけど・・・」


親父は手にしたものを僕に見せた・・・







「これは・・・」

そこに映っていたもの・・・



その時、カン室長からメールが来た

「ユンミン君、さっき言い忘れたんだが、君のご両親の記憶、事件に関してと君と関わった内容だけ消しておいたよ。君に出会ったという事実は歴史にさほど影響は無いだろうからね・・・」




室長・・・


ありがとうございます・・・




「ねえ、ユンミナってばぁ」

「職務上、守秘義務があるから言えないよっ!」

そう言うと僕は、くるりと背中を向け浴室へと急いだ

だって、あのままだと僕の涙を見られそうだったから


「おい!教えろよっ!ユンミナっ!」

親父が笑いながら追いかけてくる

僕は急いで浴室に入り鍵をかけた

ドンドンドンっ!

「ユンミ~ン君っ!教えてよ~っ」
ドアの向こうにはライブで見たような可愛い親父がいた・・・

「ユノぉ~っ!可愛い~っ!」
「可愛いじゃないよっ!カッコイイだから!」
「ユノ ヌン モッチョヨ~」
僕が言うといつものおやじの笑い声が響いてきた


「ユノ!何やってるんですかっ!」
「だって、ユンミナがさあ・・・・」
「いくら久しぶりだからって、お風呂まで追いかけて行かないで下さいっ!」
「違うよ~、聞いてよチャンミナ~っ!」
「いいからこっちに来てくださいっ!ユンミナ、ユノは連れて行くから、ゆっくり入ってね。」
「ちょっとぉ・・・・チャンミナぁ・・・・・」




ドアの向こうで繰り広げられるいつのも光景

いつしか僕は涙も乾き
この日常が変わりなく続いている幸せを感じていた



守れて・・・良かった・・・



東方神起が歩んできた歴史

ペンたちと育んできた歴史

そして、僕たち家族の歴史




親父・・・

父さん・・・

これからもずっと、僕は

この日常を守ってみせるよ




あのレッドオーシャンで繋がれた

東方神起とペン達との絆も

必ず守ってみせる・・・







あの感動を思い出し、

僕はそう心に誓っていた・・・


























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FIN










***************************

長編小説「Breeding Poison」

いかがでしたでしょうか?

最後までお付き合い下さった方、有難うございます

これは2014年TREE婚の時に書いた作品です

私にとって、恐らくは一生記憶に残るツアーを元に

初めて謎解きを織り込んだ小説でした

ここからユンミンシリーズが始まり、1年後に「Everlasting」そして次の「Forever Love」へと続いていきますが、多忙につき今までのようにUP出来ません

またUPも未定となります。もし読んでみたいと思われる方は、本館までお越しいただけると、全ての作品をお読みいただけます

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テーマ:二次創作(BL) - ジャンル:小説・文学

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コメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015-08-20 Thu 13:11 | | [ 編集 ]
コメントありがとうございます!
本館にも来て頂いてたんですね。重ね重ねありがとうございます。
ライブのシーンは、色々な方のレポを参考に、その場にいた方は鮮やかに甦るように、いなかった方にも様子がわかるように詳細に書きました。
本館の小説は、これからきちんと構想を練りますので、まだしばらくはアップしないと思います。それまでは、旧作品をお楽しみ下さいね。
2015-08-21 Fri 06:12 | URL | darkness bunny [ 編集 ]

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