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ホミン小説

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Breeding Poison 47

僕たちの目の前で電気系統を破壊され、動きを止めたアンドロイド2体

「チソンっ!」
駆け寄る親父と父さん

「だい・・じょう・・・ぶ・・・」

チソンは、ゆっくりと体を起こし立ち上がった

「これで・・・アンド・・ロイドは・・・」
「チソンっ!大丈夫かっ?」
僕の問いかけにチソンはゆっくり笑みを返す

「今から・・・僕は・・・」
そのまま、チソンは気を失った







2040年 時空警察 室長室 カン室長室



気を失ったチソンとアンドロイド2体を連れて、僕は一旦2040年に戻った

「ご苦労様だった、ユンミン君」
「いえ、結果としてジングには逃げられました」
「ジングの逮捕は組織犯罪科の仕事だ。君は二人を守ることが任務だった。結果として、ジングの手から守りきった事に変わりはない」
「ところで、チソンは・・・?」
「大丈夫だ、かなりの打撲はあるが命に別状はない」
「良かった・・・室長・・・任務は終わりましたが、2014年ではまだツアー最終日が残っています。東方神起のSPとして、あちらに戻りたいのですが・・・」
「うむ・・・よかろう。ご両親の最高のライブ、その目に焼き付けてきたまえ」

室長の許可を得、僕は最後の警備をするために、再び2014年に飛んだ






6月22日 午前10時 宿泊ホテル

ホテルについて、僕はインターホンを押した

「はい」

もう起きていたのか、父さんの声が聞こえる

「ユンミンです」

間もなくドアが空くと、昨日の戦いが嘘のように元気な父さんの顔が現れた

「おはようっ!」
「大丈夫ですか?」
「うん、元気元気。ね?ユノ」
親父も寝室から出てきてニコリと微笑んだ

「いよいよオーラスだね」
「うん、俺は18日以来、チャンミナは京セラ初日でラストになるな・・・」
「言わないでよっ!その分今日は思いっきり暴れるから」
少し寂しそうで、でも今日のライブを楽しみにしている様子の父さん

「ユンミナ、今日のライブが終わったら・・・」
「はい、明日、皆さんに挨拶して帰ります」
「そうか・・・でも、また6年後には会えるんだね・・・」
「はい・・・ただ・・・」
「ん?」
「僕が父さんたちの子供だったという記憶と、今回の事件に関する記憶は、全て消えます」

わかっているよと言う顔つきで微笑む親父
「構わない。今は、未来の俺たちにこんな素晴らしい息子がいるって事実がわかっただけで幸せだから」
「そうだね。今から26年後も僕とユノはずっと一緒だってこともわかったから」
父さんも幸せそうに微笑んだ

「さあ、今日は久々のライブになる。早めに出かけて、なまった体をほぐすとするか」





14時 京セラドーム メイク室

「っしゃあ、いよいよオーラス。ずっと偽物のヘアメイクしてきたけど、今日は本物の東方神起のヘアメイクや。腕が鳴るわ」
「ふふ、サナエったら気合入りまくりね」
「あたりまえやん。やっぱ、偽物のお肌ツルピカより、疲れてくすみが出たり、肌荒れしてるのを最高にキレイに見せるのがウチらの仕事。醍醐味っちゅう奴やね」

そこへマリとナツキが入ってきた

「あ、マリ、もういいの?」
「うん!もうすっかり良くなった。今日はオーラスだもんね。特製ドリンクも準備しないと」
「あの時は本当に驚いたわ。でも、元気になって良かった」
ナツキの言葉に笑いながらマリが答えた
「もう、人のご飯には手をつけないわ」

「随分賑やかね」
続いて入ってきたのはミヤコとニャゴだった

「なんや、みんな揃ったやん」
「今日で解散かと思うと、何だかみんなの顔見たくなっちゃった」
「ニャゴとナツキはお疲れ様。無事にみんなを助け出してくれたものね」
「でもさ、あの時びっくりした。チソン君と二つある部屋のうち右の部屋に入ったら3人がいたんだけどさ、3人を連れて帰る途中にチャンミン君が左の部屋にかきやんが監禁されてるって思い出してね。私たち、車を降りてかきやん救出に向かったんだよね」
「そうそう。あのままチャンミン君が思い出さなかったらかきやん、あのままあそこにおいてけぼり」
「アンドロイドかきやんも、意外と簡単に倒せたしね。あの体型だから運動神経鈍かったし」
ニャゴの言葉にみんな声をあげて笑った



「なに?随分楽しそう」
みんなの笑い声の中、父さんと親父がメイク室に入ってきた

「あ、ユノ君」
「みんな、今回はありがとう」
「ううん、結局私たち、貴方たちを守ることが出来なかった・・・貴方達を危険な目に合わせてしまって、ごめんなさい」

「何も謝ることなんてないよ。ユンミナが言ってた。ライブ中の東方神起が偽物じゃないかって思ったのは、君たちが発した言葉からだって。」
「え?どういうこと?」
「汗をかいた衣装の匂いが変わったり、僕のヒゲの剃り残しがなくなってたり、血圧や心拍数が前日と全く一緒だったり、足の筋肉の張りが消えていることに気がついたり・・・。これって毎日僕たちのことを良く見ていてくれたからこそ気が付くことでしょ?」
「そうだね、ユノ。みんなが気づいてくれたからこそ、ユンミナはあそこまでたどり着いてくれたんだよね」
「僕たちは、ファンの見えるところでライブに携わってる。君たちは見えない場所でこのツアーを支えてくれてる。誰ひとり欠けても、このツアーは成功しないんだ。本当にありがとう」

タイムポリスたちの目に涙が光る

「さ、じゃあ始めますか!」
ミルの号令で、みんなはそれぞれの持ち場へと散っていった


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